信州の白樺に見立てた白カビのサラミです。カマンベールチーズのような香りとコクが特徴です。
皮をむかずにお召し上がりいただけますので、そのままでも食べやすい細いタイプに仕上げました。
スライスすると赤と白のコントラストがきれいなオードブルの一品としても。
■白樺サラミってなあに?
皆さんが普段ピザやサラダなどで目にするサラミソーセージの表面にカマンベールチーズに代表される白カビが生えたものです。表面が白く白樺のようであることからそう名付けられました。日本で製造されているところはまだ僅かしかありません。
■カビ?
湿度の高い日本ではカビと聞くと食中毒など人間にとって不快あるいは有害に働く腐敗と呼ばれる現象を思い浮かべるかもしれません。 しかし白カビを利用した代表的な食品にチーズがあるように、日本にも伝統的醸造技術を活かして造られた酒、味噌、醤油、納豆などがあります。 これらは発酵食品と呼ばれ全て微生物の力を利用して造られたものです。 どちらも同じ、菌による作用ですが、それらが人間にとって有用に働いたとき食品がより美味しくなるのです。
■美味しさの秘密
日本で造られている一般的なサラミは製造の工程で、ある程度加熱するのに対し、白樺サラミは全く加熱せずに低温下で製造しています。 表面に白カビを付け発酵、乾燥させる事で肉のたんぱく質が旨味のもとであるアミノ酸に変わり約2週間で出来上がります。 旨味は酸味や苦味を和らげ、味に複雑なコクや厚みを与えてくれるので食品が持つ自然の風味を引き出してくれます。 味とともに白カビの力で生成された豊かな香りもお楽しみください。